電気代の節約やお掃除方法など浴室乾燥機の事がよくわかる情報満載!
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洗濯乾燥は短い時間でしっかり乾かすコツがあります。
知ってましたか?
浴室乾燥機は設置後10年目に点検を受ける義務がある「特定保守製品」に含まれます。
浴室乾燥機使用時の電気代はいくら位かかるのでしょうか?
浴室乾燥機のようにいくつかのモード(機能)があるものでは、その時々で使用電力量も変化しますが今回は衣類乾燥モードで使用した場合の電気代を考えてみましょう。
ご自宅の電気の契約内容やご使用されている浴室乾燥機によっても金額に違いがでるので、大まかな目安としてお考え下さい。
衣類乾燥モード使用時の消費電力が1300W(標準的な機械の数値)の機器で契約電気料金が1kwh25円であったと仮定した場合。
1時間の運転で約32.5円の電気料金がかかります。
皆さんあまり気付かれていないかもしれませんが、浴室乾燥機と同じように消費電力の高い(電気代が高くつく)家電を以外にたくさん使っているんですよ。
ドライヤー | 600~1200ワット |
電子レンジ | 500~1000ワット |
アイロン | 1200~1400ワット |
電気ポット | 900~1400ワット |
しかしこれらの家電は浴室乾燥機のように長時間使う事はありません。
せいぜい数分から数十分程度の利用で、出力も必ず常にマックスではありません。
長時間の利用が多いTVやPCなどは100ワット程度で、浴室乾燥機の10分の1の消費電力です。
こうして比べてみると、いかに浴室乾燥機がだくさんの電気を消費しているのかわかりますよね。
一人分の洗濯物は一日におよそ1.5㎏と言われています。
大抵の方は自分が今着ているモノだけでも1㎏くらいあるのじゃないでしょうか?
お風呂に入る前にでも、服を脱ぐ前後で体重計に乗ると簡単に確認できるので一度ためしてみても面白いかもしれませんね。
ジーパン | 700グラム |
靴下 | 60グラム |
Tシャツ | 200グラム |
パンツ(下着) | 80グラム |
タオル | 60グラム |
ハンカチ | 20グラム |
バスタオル | 300グラム |
浴室乾燥機で乾かす場合、洗濯物2㎏で約2時間程度かかると言われています。
一人分なら1時間~1時間半程度で乾くという事になります。
1.5㎏程度の分量で毎日浴室乾燥機を使用した場合、実際にかかる電気代は。
一回の電気代(90分) | 48円 |
一ヶ月の電気代 | 1.440円 |
一年間の電気代 | 17.280円 |
毎日使うと一人でもこれだけの電気代がかかります。
これが4人家族だと……。
家族が多くなるほど電気代の負担も大きくなるとう事です。
メーカーが提示する乾燥時間の目安となる数値は全てある一定の条件下でテストされた結果でありどこのお宅でも同じ結果にはなりません。
残念ながら大抵の場合は「実際に試したら余計に時間がかかった」と言う事の方が多いと思います。
もちろん逆の結果が出る場合もありますよ!
冬場や梅雨のシーズンなど、いちばん浴室乾燥が必要な時ほど乾きが悪いものなんです。
厚手の物や長い物などは重さでいう想定時間内には乾きません。
洗濯機でも手洗いコースなど、脱水時間の短い物はもちろん水分を多く含んでいるため乾きません。
電気式、ガス式、100V、200V 、それぞに能力に差があります。
建物が戸建てとマンションでも差があります。ユニットバスと在来のお風呂(床や壁をコンクリートで作りタイルを張ったもの)でも違いがります。寒冷地などは特に断熱をしっかりと行っていないと乾きません。
ひと昔前までは衣類乾燥は天気の悪い日だけに使うものという認識の方も多かったと思いますが、現在では
など 様々な理由で利用シーンが増えています。
必要な場合それ相応の電気料金が掛かるのは仕方ありませんが、少しの工夫で運転時間を短縮して節約しましょう。
1.浴室内に水滴が残っている場合はきれいに拭取ります。
100均でうってる結露取りワイパーなどを使えば簡単に落とせます。使った後のバスタオルでさっと拭取るという手もあります。
2.できれば浴槽の水は抜く、残す場合はきっちりと蓋をしてください。
3.入浴直後などは避けて十分換気を行ってから乾燥を行うのがよいでしょう。
送風乾燥などのモードがある場合は、はじめにこれを使ってある程度乾いたら温風に切替えるようにしましょう。
温風乾燥よりももちろん時間はかかりますが、これでもかなり乾くんですよ。皆さんお判りでしょうがかかる電気代がぜんぜん違います。
浴室に窓がある場合はしっかりしめます。
湿気を多く含む外気が流れ込んだ場合乾燥時間が長くなり余計に電気代がかかります。他にもホコリや花粉などが洗濯物に付着恐れもあります。
浴室入り口のドアにある給気口が開いている事を確認してください。
浴室内の湿気を外に出すためには空気の流れを作る必要があります。いくら浴室乾燥機を頑張って回しても空気が入ってくる場所が無ければ出ていけないんです。
フィルターが目詰まりしていると浴室乾燥機そのものに負担がかかり故障を誘発することもありますの月に一回程度は外して水洗いしましょう。
24時間換気モードがついている場合、トイレや洗面所を同時に換気している場合がります。その場合は、「浴室」「トイレ」「洗面所」の3か所とも忘れずにフィルター清掃を行って下さい。
お風呂の入り口扉の下側にあるガラリ(空気取り入れ口)もホコリで塞がれている場合があります。年に一度大掃除の時くらいは覗いてみてください。
これは発送の転換で、部屋干しをメインにして補助的に浴室乾燥機を使うという考え方です。
梅雨のシーズンや冬場など部屋干しでは乾ききらない場合に浴室乾燥機を使うと気持ちよくカラット仕上げる事が出来ます。
浴室で換気運転をしながら除湿器を使うとさらに効果的です。
リビングでエアコンのドライ運転を利用して洗濯物に風を当てながら除湿するのも良い方法です。
洗濯には部屋干し用の洗剤を使いましょう。生乾きのニオイや菌を押さえる事が出来ます。
[但し部屋干しにはデメリットもあります。]
洗濯物は水分をたくさん含んでいるので、乾く際には水蒸気が発生します。これが室内に残るとカビやダニの原因になります。
室内でも風が通りにくい場所は避けて、出来るだけ風通しを良くしましょう。
ただ最近の建物には24時間換気システムが設置されているので窓を閉め切った状態で強制的に換気は行われると思います。
浴室乾燥機のフィルターはキレイでも建物全体のフィルターが汚れていては元も子もありません。
浴室乾燥機に吸い込まれた空気が最終的に室外へ排出される部分です。
排気口は建物の外壁にあるので雨風や虫、小動物などが入らないようにカバーや金網が取り付けられているわけですが、この部分にホコリが詰まる事もまれにあります。
換気が急激に悪くなった場合(湿気が全く抜けない、風が逆流してくる)は確認が必要になる事もあります。
ほとんどの場合お風呂場外側の壁面にあります。マンションなどの場合は玄関側の壁やバルコニー側の壁などにあります。どちらの場合も普通に手が届く場所ではないので、必要な場合は専門業者に依頼して確認しましょう。
換気扇が回っていると自然にそこから空気が流れ込むようになっています。もちろんココも穴だけでは外から色んなものが入ってきてしまうので、カバーやフィルターがついています。
給気口は部屋の外壁に面した壁に直径10センチ前後の丸や四角のカバーがあると思います。室内から手動で開閉できるような設計になっており、台風などで強風時に閉める事が出来ます。フィルターは室内側から簡単に取り外しが行えるようになっています。定期的に清掃や交換を行って下さい。
フィルターを外した時に穴をのぞき込んで外側が見えますか?ホコリが詰まっているようなら中から、または外から出来る範囲で取り除いて下さい。 掃除の際に室内へホコリが舞い散るので注意してくださいね。
ご家庭にはさまざまな電気製品があると思いますが、それらを利用するのにいったいどの位電気代がかかっているのでしょう?ご興味のある方は以下の簡易計算機をご利用下さい。
計算結果や情報等の使用はご自身の責任の範囲でご利用下さい。詳しくはサイトポリシーをご確認下さい。
浴室乾燥機には主に4つのモードがあります 「乾燥」「暖房」「涼風」「換気」です。基本的には使いたいモードのボタンを押して運転時間をセットするだけでOKです。
乾燥、暖房などは運転すると暖かい風が吹き出すので、どちらでも同じように思われますが実際には動作が異なります。利用シーンに合わせた正しい使い方で有効に活用して下さい。
洗濯物を乾かす機能であり、同時に浴室内部の湿気を早く取り除く事が出来ます。
ヒートショック防止の為に入浴前に事前に浴室を暖める予備暖房としての機能です。
夏場にのぼせた場合に空気を送風してクールダウンに使用します。※冷房機能はありません。
浴室内の湿気を取り除く目的で使用します。
その他に24時間換気モードがあり、最近ではほとんどの機種に搭載されています。これは換気扇(換気ファン)を低速で回しながらゆっくりと常時換気をするためのモードです。
普通の換気と違う点は
タイマーで設定した時間だけ回すのか、それとも連続で回し続けるのか、簡単にはその違いです。
この機能は建物全体の24時間換気システムの一部を担っている場合や、ワンルームマンションなどの小さい空間ではその部屋全体の24時間換気システムとして使われています。
そのため、むやみに24時間換気モードをOFFする事はおすすめしません。
浴室乾燥機という商品が生まれたのはヒートショックによる死亡事故を防止しようという観点からです。
ヒートショックとは急激な温度変化による血管の収縮や拡張による血圧変化が脳出血や脳梗塞等を 引き 起こしてしまうことです。
ヒートショックが発生しやすいのは冬場の入浴です。 これを防止するには 浴室の温度を上げてリビング等との温度差を少なくすることが有効なのです。
皆さんのお宅では浴室のとなりに何がありますか?
多くの場合、洗面台や洗濯機が置いてあると思います。 入浴の前に脱いだ服をそのまま洗濯機へ、動線から見ても便利で自然な流れですよね。
このように脱衣場では洋服を脱いだり着たり、洗濯したりと衣類を扱う事が非常に多い場所です。 目には見えませんが、衣類からはたくさん繊維クズが発生して空気中に舞い散っています。
もうお分かりだと思いますが
脱衣場で発生したこの繊維クズはすぐ横にある浴室乾燥機へと吸い込まれていきます。 浴室乾燥機能を使わずとも、フィルターは汚れてしまうんです。何故なら24時間換気モードが動いているからですね。
ヘアスプレーを使われる方は少し注意が必要です。
たまにプシュっとする程度なら問題ありませんが、習慣的に使う方は気を付けてください。 結構な量が浴室乾燥機のフィルターに付着してしまいます。
この汚れ、透明な幕を張ってフィルターの目を塞いでいるので見た目では分かりにくいと思います。 ぬるま湯で流しながら柔らかいブラシで軽くこすると、泡が出てくると思います。
このように、浴室だから水蒸気だけだと思ってしまいがちなんですが、空気中に浮遊するものなら何でも吸い込んでしまいます。
などなど汚れ方もさまざまです。
生活している以上この様に色んな汚れが付着するのは仕方のない事です。但し、ほうっておかないで必ず掃除はしてくださいね。 長く放置すればするほど、汚れが取れなくなってしまいますよ。
ゴシゴシすればフィルターが破けたり、それ以前にモーターから変な音が鳴りだして、しまいには動かなくなることも。 汚れを貯めても何一ついい事がないので、月に一度5分程度の時間をフィルター清掃のために使ってあげることをおすすめします。
エアコンの暖房をつけて吹き出し口から出てくる風に手をかざすと、もちろん暖かいですよね。
では浴室乾燥機の暖房をつけてお風呂に入りシャワーを浴びて見てください。
体に当たる風はどうですか?暖かくない、または冷たく感じたりしませんか?その原因は気化熱にあります。
液体が蒸発しようとするとき、接触している物から吸収する熱のことを言います。
体が濡れた状態では水滴が蒸発するためにどんどん体温を奪っていくので暖かい風であっても冷たく感じてしまうんです。
それじゃ浴室暖房は使えないじゃなかと言われそうですが、こんな方法も一度試して下さい。
そもそも浴室乾燥機が発売当初から暖房モードは入浴前に行う予備暖房としての機能でしたが、最近では紛らわしいので予備暖房と表示されているものも多くなりました。
当たり前の話ですが、「暑がりの方」「寒がりの方」で感じ方がまったく異なる場合もあります。暖房運転しながら入浴するのが心地よい場合はそれでまったく問題ありません。
最新の機種では入浴中に運転するための専用モードがついています。遠赤外線を使ったものや、風量や風向きを調整して人体に直接風が当たらないような工夫がされています。もちろんこれらは入浴中にどんどん使って下さい。
基本的に乾燥モードを使用する際には浴室の窓やドアは閉めます。その理由は乾燥運転の原理にあります。
乾燥運転の原理
温風で浴室内を温めることにより、浴室内の水分を蒸発させます。蒸発した水蒸気は換気運転により浴室外へ排出されます。 このとき温風放出と換気は同時に行います。
このように乾燥モードでは浴室全体を温める必要があるので、浴室の窓や入口のドアは閉める方が効率が良くなります。 ただし、
換気を行うためには浴室内へ空気を取り入れる必要があります。
それならドアや窓を開けた方が良いのでは?と思われるでしょうが大丈夫です。
換気扇や浴室乾燥機が設置されているユニットバスではほとんどの場合ドアや窓を閉め切っても空気が入るような構造になっているので心配はありません。
とは言っても1つ注意して頂きたい事があります。
浴室ドア周辺にある空気の取り入れ口がホコリで塞がれていないか確認してください。もちろんホコリで詰まっているような場合はすぐに取り除いて下さい。
タイプにもよりますが、年に数回は確認して頂いた方が良いと思います。脱衣場では着替えなどにより衣類から出る繊維が思いのほか多く発生するのでホコリも着きやすくなります。
空気の取り入れ口が見当たらない場合はユニットバスの取り扱い説明書などで確認して見てください。
浴室乾燥機だけを後付けされた場合などで浴室ドアに空気の取り入れ口が無い場合は、ドアを少し開けることで対応されると良いでしょう。
締め切って運転された場合は
機械への負担が大きくなり、故障の原因にもなりかねません。これは乾燥運転に限らず換気の場合でも同じことです
また、
この時に窓を開ける事はしない方が良いでしょう。
窓を開け直接外気を取込んだ場合
せっかく綺麗に洗った洗濯物へホコリや花粉が付着してしまったり、季節や天気よっては冷気や湿気を取込んで乾燥効率を悪くしてしまう場合もあります。
入浴中に上から落ちてきた水滴が体に当たり冷たくてびっくりした。
皆さんはそんな経験をした事はありませんか?
寒い冬場には浴室乾燥機の内部で結露が発生しやすくなります。
結露水はある程度たまるとパネルを伝って落下します。
浴室乾燥機が浴槽のちょうど上にあった場合、湯舟に浸かっている間ポタポタと落ちてくる水滴がうっとおしくて、せっかくのリラックスタイムが台無しですね。
浴室乾燥機の本体は天井裏にあり浴室内と比べ温度が低くなっています。場合によってはかなりの温度差が生じています。浴室内の暖かい水蒸気が浴室乾燥機内を通過する際にこの温度差によって一気に冷やされ結露が発生します。
こういった現象は機器の故障ではなく、寒い冬場には条件次第で発生頻度が高くなります。浴室の広さ、浴室窓の有無や大きさ、浴室の位置、お住まいの環境(寒冷地など)、使用状態(時間や人数など)など、様々な条件が重なり合っておこります。
利用者自身で簡単に行える事として一度以下の内容について確認してみてください。使用法を見直すだけで結露を減少させる事が出来る場合があります。
いったいどういう事でしょうか?
修理により換気効率が上がったために、結露が発生しやすくなったと考えられます。
経年劣化によりモーターの回転が悪くなったり動かなくなることは良くあります。
またフィルターの汚れによって見た目以上に換気効率が低下している場合があります。
これらの問題が解消され浴室乾燥機の内部にたくさんの空気が流れだすと季節や環境によって、一気に結露が発生します。
修理直後と言うタイミングからユーザーは修理業者の不手際だと思ってしまうのも仕方ありません。
こういった場合はまず前項の結露対策を実施して、結露が改善されるか確認してください。
浴室乾燥機は設置から10年を超えて使用する場合には、法定点検を受ける必要があります。
これは消費生活用製品安全法で定められています。安全のために、ご自宅の浴室乾燥機の使用年数を一度確認されてみてはいかかでしょう?
2021年8月1日以降は特定保守製品から除外され、長期使用製品安全点検制度の対象外となりました。
2009年4月1日から施行された制度で、2009年4月1日以降に製造または輸入し販売される製品9品目に対して、その顧客と製造・輸入販売者の双方に点検・保守の責務を求めるものである
現在では事故率の低下が見られる7つの品目が特定保守製品から除外されています。
製造メーカーでは、その製品が安全上支障なく利用できる期間として「設計標準使用期間」を設定しています。
ユーザーがその期間を超えて使用した場合はどうなるでしょうか?
経年劣化により安全に支障が生じる事が考えられます。
しかしユーザー側ではそういった認識はなく、機器に不調を感じなければそのまま使い続けます。
このままでは重大な事故につながる恐れがあるという事になります。
こうした背景のなか経年劣化による製品事故を防止するために、重大な危害を及ぼす恐れがある9つの品目に対して点検制度を定めました。
しかし現在「浴室乾燥機」については特定保守製品から除外されています。
【設計標準使用期間】
標準的な使用条件の下で使用した場合に安全上支障がなく使用することができる標準的な期間として設計上設定される期間(次号及び次条において「設計標準使用期間」という。
消費生活用製品安全法(第三十二条の三)より
浴室乾燥機も機械である以上故障する可能性があります。故障した場合はメーカーへ修理を依頼しますが、万が一修理が出来ない場合には浴室乾燥機を新しものに取り換えることになります。
浴室乾燥機には電気式とガス式の二つのタイプがあります。
どちらのタイプも一長一短あり一概にどちらの方が優れているとは言えませんが、それぞれの特徴を知っていただくことで検討の手がかりになればと思います。
ファンから吹き出す風は電気ヒーターを通過することにより温められています。
電圧が100Vと200Vの2タイプがあり、出力が高い200Vの方が乾燥、暖房能力が優れています。これは具体的に暖房、乾燥時の温度の上昇が早いという事です。
では200Vの方が良いのでは?
と思われますが、基本は浴室のサイズでどちらを設置するかが切り分けられています。エアコンでも6畳用や12畳用があるのと同じですね。
仮に200Vの機械を規格より小さいサイズの浴室に取り付けた場合、室内の温度が上がりすぎシャンプーなどの内容物が噴出するなどの現象が起こる場合もあります。
浴室乾燥機はエアコンのように温度設定機能がないので暖房、乾燥時の温度は周囲の環境に大きく左右されます。
ガス式とは言ってもファンの回転やその他制御には電気が必要になります。
給湯器などの熱源から浴室乾燥機本体へ温水を引き込んで内部の熱交換器を温めます。ファンから吹き出す風は熱交換器を通過する事で温められています。
更にミスト機能があるものは、熱源から引き込んだ温水を利用してミストを作り温風と同時に噴出しています。 電気式にくらべ温度の立ち上がりが早く乾燥時間が短縮できるといわれています。
もちろん修理の方が安上りでしょうが、以下のような場合はやむをえません。
製造中止の場合
使用期間が10年を超ているような場合はメーカーでの修理対応期間を過ぎている場合があります。 製造メーカーでは補修用性能部品の保有期間というものを定めています。製品ごとに5年~10年くらいの間で期間が定められています。
※この期間は対象製品の製造を打ち切った時から始まります。
設置されているモデルがこの期間外である場合、修理対応も行われません。しかしメーカーさんによって、部品在庫が残っていれば修理に応じてくれる場合もあります。
レアなケースですが、
使用期間が2~3年しか経過していないのに修理対応が出来ないというケースが発生する事も考えられます。
なぜそのような事が起こりえるのか?
残念ながら製造中止と同時にその製品が市場からすべて無くなるわけではないからです。使用者側からするとなんとも納得のいかない状況ではありますが、販売側は在庫というものがある限り売るしかないという事です。
部品交換で対応出来ない
様々な理由が考えられますが、よくあるケースで言うと機器全体の劣化が激しい場合一部の部品だけ交換してもまたすぐに他の部品が壊れるかもしれない、かといって多くの部品を一度に交換するなら費用面からして新品にするのと同等である。
メーカーから派遣されたサービスマンにこの様に言われたならかなり深刻な状態であると思われます。こういった場合は修理せずに本体を交換する方が得策と言えるでしょう。
現在設置されているモデルと違うものに交換する場合、まれに取付けが出来ない事があります。
本体の開口サイズが異なる
浴室乾燥機は浴室の天井に穴を開けて本体をはめ込んでいますが、新しく取り付ける機械のサイズが小さくなる場合現在の穴が大きすぎて取付出来ません。
※メーカーによっては天井の隙間を塞ぐような部材をオプションで販売しているところもあるようです。
本体の高さが異なる
交換品の高さ(天井の中に入り込む部分)が既存のものより長くなる場合はスペースの問題で取付出来ない場合があります。
ユニットバスは建物の中に置かれた箱なので、その上には柱や配管が通っていたり建物自体の天井があったりします。
新しく取り付けようとする機器がそれらに干渉する場は、障害となる物を回避させる必要がありますが、構造上それが出来ない場合は取付が出来ません。
最近の建物には標準で装備されるようになった浴室乾燥機。皆さん自身がメーカーを選択するシーンはあまりないかもしれません。
例えば
家を建てる際にユニットバスを選択することはあっても浴室乾燥機のメーカーまで指定できるものはあまり無いと思います。
そんな現状では、
「今付いている浴室乾燥機のメーカーなんて知らないよ!」という方も多いのではないでしょうか。
浴室乾燥機も機械である以上いずれは故障することも考えておかなければなりません。
そんな時のためにも今付いている物がどこのメーカーなのか知っておくのも良いかもしれません。また
交換する必要が生じた場合には他の選択肢もあるという事です。
天井埋込型、壁掛け型、ヒートポンプ式、電気式、ミスト、脱衣場暖房機
ヒーターパワーを自動で切替えて最適な温度をたもつ自動サーモ暖房機能。
好みに合わせて選べるミストモード(うるおい、リラックス、クール)
天井埋込型、壁掛け型、電気式、ミスト
電動ルーバーでワイド乾燥、スポット乾燥の切替が出来る
ecoモードの搭載で節電に貢献します。
天井埋込型、壁掛け型、電気式、脱衣場暖房機、ミストはユニットバスとのセット販売のみ
遠赤外線グラファイトヒーターを使用してパワフルな暖房が特長です。
天井埋込型、壁掛け型、電気式、脱衣場暖房機
浴室が15℃以下の場合、湯張りと連動して暖房運転を開始します。
プラズマクラスター搭載で浮遊カビを撃退
マイクロスチームミスト(微粒子)、スプラッシュミスト(霧状)
天井埋込型、壁掛け型、温水式、電気式、ミスト、脱衣場暖房機
クリーンアシスト 独自の抗菌メッキフィルターで浮遊カビを吸着。
省エネ機能 乾燥すると自動で止まる。
スプラッシュミスト(霧状)、マイクロミスト(微粒子)
天井埋込型、壁掛け型、温水式、ミスト、脱衣場暖房、後付けミストユニット
家を買ったら勝手についてきた、というくらい最近では当たり前となった浴室乾燥機。 その理由として便利であるからと言うのは当たり前なんですが、実は浴室を長持ちさせるためにも大いに貢献するんです。 とは言っても使わなければまさに宝の持ち腐れとなってしまいます。
また、間違った使い方で十分な効果が得られていないというのも勿体ない話です。 いちど説明書を取出しお茶でも飲みながらゆっくり読んでみてはいかかでしょう。 知らなかった機能の発見や、間違った認識に気づくかもしれません。
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