ウォシュレット(温水洗浄便座)はどれがいいの?価格と機能のバランスで

予算に合った価格帯で必要な機能が付いているモノから絞り込んでみましょう

トイレ

(更新日:

種類がありすぎて選べない!

価格帯も広く、色々なメーカーから販売されている温水洗浄便座。

失敗しないポイントは

じっくり見れば、それぞれに特徴のある機能をウリにしているようです。そこが選択のポイントになるかも?

温水洗浄便座の比較

機能で比較

最近の温水洗浄便座には実にさまざまな機能が備わっています。真冬のトイレで便座が温かい、ただそれだけで幸せを感じたものでしたが今はまさに至れり尽くせりですね。今後これ以上にまだ進化が見られるのでしょうか??

搭載される機能については各メーカーで多種多様であるため、一番悩む部分であり選択のポイントとなるのではないでしょうか。

もちろん多機能な物ほど高価になるので、予算と相談の上機能も選択する必要がありそうです。

自動開閉

センサーによりで便蓋を自動的に開閉します。

人にとっては逆に不要な機能と言われる場合もあるようです。


オート脱臭

便蓋の開閉などを感知して自動的に脱臭ファンが回転します。

トイレ自体に換気扇がある場合や、好みの消臭芳香剤を利用されている場合は不要なのかもしれません。


ムーブ洗浄

ノズルを前後することによりマッサージ効果をもたらします。


水流調整

洗浄時の水流を調整します。強弱以外にも各メーカー独自で心地の良い水流が研究開発されているようです。

個人的には一番こだわりたい機能です。やはり洗浄便座というくらいなのでこの部分は妥協出来ないと言いたいところですが、皆さんはどうでしょう?実際に体感される機会があれば一番良いと思うのですが、機種によって本当に違いがあると思います。


リモコン

側面の壁などに取り付けることにより、操作がしやすくなります。

無いと不便かと言われるとそこまでとは思いませんが。


温風乾燥

温風によりおしりの乾燥を行います。

利用法としてはペーパー+温風といった感じになるでしょうか。


抗菌・除菌機能

本体やノズルに抗菌樹脂を使用したり、プラズマクラスターや除菌水を利用して菌や汚れを付きにくくします。

場所柄やはり抗菌・除菌には気を使ってある方がありがたいと思います。


節電モード

タイマー設定などにより自動的にON・OFFを行います。

様々な家電には当たり前となった節電モード、なにかとecoな時代ですから付いてる方が有難いですよね。


洗浄機能

流すと同時に便器内の汚れを洗浄します。

トイレ掃除の回数が減る事を考えると忙しい方には欲しい機能の一つとなるのでしょうか。

温水洗浄便座の価格について

指さす女性

1万円台~10万を超える物までと値段もさまざまです。もちろん価格が上がるほど、最新で多機能モデルになります。

安価な物はダメなのでしょうか?

必ずしもそうとは言えません。温水洗浄便座も他の家電同様にモデルチェンジを行い、旧モデルが格安で販売されています。価格重視で考えるならそういった物もねらい目です。

自分にとって本当に必要な機能だけに絞り込めば、価格もグッと抑える事が出来ると思います。

選ぶポイントとしては保証がきっちりあるメーカー製でアフターがしっかり受けられるものを選ぶと良いと思います。

こういった物は頻繁に買い換える物ではなく、比較的長く使うものなので保証やアフターがしっかりしている物を選ぶと良いでしょう。

ネット通販を探せばお買い得な価格で販売されている物もたくさん見つかると思います。

※ネットで購入された物をご自身で取付が出来ない場合は事前に取付業者と工賃も調べておいた方が良いでしょう。工事費が高くついたのでは安く購入した意味がなくなってしまいますよね。

こちらのサイトなどは価格だけではなく商品を購入された方からの評価や口コミ、人気ランキングなどを見る事が出来るので非常に参考になります。

見て頂ければわかると思いますが、必ずしも高額な商品が高評価ではないと言えるのではないでしょうか。

「価格.com」で調べる 

温水洗浄便座の電気代

温水洗浄便座には「貯湯式」と「瞬間式」という二つのタイプがあり、温水を作り出すための方法が異なります。

この2つの方式には一長一短があり、その一つに電気代の差が挙げられます。

まずは「貯湯式」と「瞬間式」の違いについて詳しく見ていきましょう。

貯湯式
タンク内に貯めた水をヒーターで温めて一定温度に保温します。
  • 電源を入れてからお湯が出るまでに時間が必要です。
  • 洗浄中にタンク内のお湯を使い切った場合水に変わります。
  • 保温を行うため瞬間式よりライニングコストは高くなります。
瞬間式
洗浄の際、瞬間的に水を温めます。
  • お湯切れもなく省エネになります。
  • 最大消費電力が貯湯式より高いので専用コンセントが必要です。
  • 本体価格が貯湯式に比べ高くなります。

このように単純に電気代だけを見ると「瞬間式」の方が安くなる事がわかります。しかし、「貯湯式」のほうが本体価格が安い物が多いので、双方を仮に10年くらい使用した場合を考えると、その間の電気代と本体価格の差額にはあまり差がないようです。

しかしそうは言っても機械ものなんで、5年目で故障して修理代が掛かったとなると計算がくるってしまいますが………。

電気代を考えた場合、個人的には湯切れもなく一回ずつ使い切る湯で清潔感もあるし最新の技術でもある「瞬間式」で良いのではと思いますが皆さんはどうでしょうか?

電気代を節約するためには

細かい事ですが日々の積み重ねで、いくらか節約する事が出来ます。年間を通して1,000~2,000円程度でも不要な出費は出来るだけ抑えたいものですよね。

  • 温水洗浄便座は使用しなくても電源を入れているだけで電気を消費しています。旅行などで家を空ける場合などは、電源を切る(コンセントを抜く)だけでも節約になります。
  • 節電モードがあるモデルの場合は必ず活用して下さい。待機中(使用していない時)温水の温度や便座の温度を低く調整します。タイマーにより電源のON・OFFを切替えます。夜間なのど利用しない時間帯を設定すると良いでしょう。
  • トイレの蓋は必ず閉めましょう。便座についているヒーターは設定された温度を保つために、電源をON・OFFしながら調節を行っています。トイレの蓋を閉めることにより便座の保温効果が高まるので、ヒーターがONになる時間を最小限に抑える事が出来ます。
  • 季節により温水や便座の温度を調整します。年間通して同じ設定のまま利用されている方も多いようですが、夏場など便座のヒーターは不要と言って良いでしょう。温水も冬場よいり低く設定しても冷たく感じる事はないと思います。

温水洗浄便座のメーカー紹介

温水洗浄便座を販売する主なメーカー

TOTO

温水洗浄便座と言えば「ウォシュレット」が代名詞となるくらい有名ですね。今でもこれが商品名だとご存じない方も多くいます。

最近では「アプリコット」という商品名で薄型でスタイリッシュなモデルも販売しています。機能についてはまさにフル装備といった感じでしょうか。


LIXIL

建材・設備機器の販売からリフォームまで手掛ける大きな会社です。最近ではアリとキリギリスのCMが印象的ですね。

「シャワートイレ New PASSO」こちらの商品はシャープのプラズマクラスターを搭載しているので銀イオンでノズルだけでなく便器や便座裏まで除菌効果がいきわたります。

  メーカー商品サイト


Panasonic

家電のイメージが強いかもしれませんが、住宅設備もいろいろと充実しています。石田ゆり子さんとムロツヨシさんが夫婦を演じるあのCM、幸せ感満載でとても素敵ですね。

「ビューティ・トワレAWMシリーズ」泡の力で便器面をコーティングすることで汚れの付着を防ぎます。使用する洗剤は一般的な台所用洗剤をそのまま利用できるようなのでとても便利ですね。温水洗浄便座機能にプラスする事で他メーカーとの差別化をはかっているようです。

  メーカー商品サイト


TOSHIBA

説明するまでもなく皆さんお馴染みの会社でが、温水洗浄便座を作っていたとは知らない方も多いのでは。

「クリーンウォシュ」汚れがつきにくいステンレスノズルの採用、エアポンプで気泡の入った水流をつくりでやさしく洗い上げます。実体験からこの水流がなんともいい感じだと思いました。

  メーカー商品サイト


アサヒ衛陶

衛生機器、洗面機器を販売するメーカーさんです。

商品名は「サンウォッシュ」です。ツインノズルで清潔さへの配慮や、触媒を利用した自動脱臭機能も搭載しています。


Janis

80年の歴史をもつ衛生陶器メーカーさんです。

温水洗浄便座は「サワレット」の商品名で販売されています。貯湯タンクの洗浄機能やお掃除の際に便座がワンタッチで取り外し可能なので隅々までキレにできますね。

  メーカー商品サイト


温水洗浄便座のイメージ

バスルームとトイレ

温水洗浄便座(ウォシュレット、シャワートイレ等)も一般的に普及(1980年頃)しだしてから30年以上経過して 私達の生活に欠かせない商品となっていますが(携帯用ウォシュレットもあります) 昭和40年代頃には不浄のものとされトイレ関係の広告等は雑誌や新聞からも敬遠されたと言うのですから 本当に驚きです。

また温水便座の開発にあたっては並々ならぬ苦労があったとか。

ご興味のある方は(NHK『プロジェクトX〜挑戦者たち』「革命トイレ市場を制す」)をご覧下さい。

このドラマでは開発に取り組む人々を通し「ものづくり日本」の姿を描いたものです。 ご存知の方も多いのではないでしょうか?現在色々な番組でも「ものづくりの日本」を特集していますが 『プロジェクトX〜挑戦者たち』はそういった番組の先駆けであるのでしょう。

温水洗浄便座の普及率と現状

グラフ

ある統計によりますと日本での温水洗浄便座の普及率は70%以上とのことですが海外での普及率はまだまだです。

その理由として言われているのが日本人の清潔好きや水質です。

日本は高い技術と衛生面が非常に重要視される国例えば飲食店に入れば、手を拭くための温かいおしぼりが出てきます。 海外のレストランでおしぼりサービスのある国はほとんどありません。

清潔好きな土壌を持つ日本なら普及が見込めると判断し温水洗浄便座の販売をTOTOは決意したといいます。

水質については日本では軟水ですが海外では石灰質を含んだ硬水であるためポンプの故障やノズルの詰まりが発生していまい普及を阻んでいるそうですが、 いつかはデジタルカメラのように世界中に普及してほしいものですね。

新型肺炎がウォシュレットにも影響

ウィルス

国内でも拡大を続けるコロナウイルスですが、こんな形での影響も出ているようです。

ウォシュレットを組み立てるためのパーツの一部が中国で生産されていることの影響で、国内向け製品の生産が遅れ納期に間に合わない場合もあるという事態に発展しています。

具体的には、中国国内にある7つの工場がコロナウイルスの影響で操業停止になり、現在ではまだ一部の工場しか動いていないとの事です。

国内メーカーの多くは海外の工場で部品の生産を行っています。

そのどこかで、何らかの問題が発生して部品の供給が滞った場合は、もちろん製品を作る事ができません。

そうなった場合は今回のTOTOさんのように納期に間に合わないという事態へ発展して行くことになります。

こんな形で影響が出るなんて、世界情勢によって何が起こるか分かりませんね。

また日本が、何処に何を依存しているのか今回のような細かい部品などは把握しようがないので実際には気の付けようがありませんよね。

中国以外では東南アジアに進出している日本企業が多いので、そのあたりで何か起きれば日本製品に影響が出るのも覚悟する必要がありそうです。


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